いま大注目の「自然郷」×「酒秀治郎」を楽しむ。

2018.9.13

福島県、大木代吉酒造の大木社長と。今、大注目の日本酒「自然郷」を、大注目の名店「酒秀治郎」で楽しんできました。

「今の自然郷は、作りたいと思っていた自然郷の姿です」
こう話す大木さんは、謙虚ながらも自信にあふれ、その自信が飲み手を魅了するお酒であることを実感させてもらいました。
頂いたお酒は10種類。自然郷をフルで楽しみます。

自然郷は前回、酒秀治郎で初めて出会い、その美味しさに感動したお酒です。前の記事のトップ写真で、秀治郎さんが自然郷を手にしているのは私からのリクエスト。今回の機会をご案内頂き即予約、待ちわびていた会でした。


お料理も、毎度ながらのん兵衛の心を鷲掴みにする酒秀治郎のラインナップ。今回は自然郷を醸す福島県の素材をふんだんに使っています。

右上から

・しじみ汁
・アボカドの糠漬け
・ウニごはん
・しじみの生姜煮

お酒の分解を助けるしじみ汁を胃に流し込み、日本酒を迎え入れる準備万端です。


1本目のお酒は「自然郷 SEVEN」。

冷えていても香り華やか、キリリとしたすっきり系です。


二本目は迷彩柄のラベルがおしゃれな「自然郷 円融純米」。

今回の自然郷シリーズの中で、私のナンバーワンに選んだお酒。初めにピリっとした発泡感、その後まろやかな甘みが口の中に広がります。しじみの醤油煮との相性が抜群でした。


次のお料理は、福島県産の野菜盛り。

右上から、
・きゅうりの茗荷味噌添え
・いんげんの胡麻和え
・塩揉み白ゴーヤ
・オクラのお浸し
・焼き枝豆
・ゼブラ茄子の揚げ浸し

新鮮な野菜の旨味を生かした贅沢な一皿。ヘルシーにしっかりとお腹を満たします。


三本目のお酒は「楽器正宗 中取り」。

本醸造ながら米の甘みが引き立つお酒。純米とは異なる、本醸造の美味しさを味わえる一本です。白ゴーヤに乗せられた鰹節に感じる旨味と、米の旨味が口の中で良い相性を生み出します。


続くお酒は「自然郷 凛 中取り」。

鮮やかなコバルトブルーのラベルが美しい純米大吟醸。活性感もあり、爽やかで綺麗なお酒です。フルーツのような吟醸香がありますが、甘すぎることはなく濃厚。


そして「自然郷 雄町」も一緒に。
ここで気付くのはどのラベルも洗練されていること。よくよく伺ってみると、なんと大木社長がデザインされているそうです。驚き!

パープルピンクが目を引くラベルは人気の雄町を使った純米吟醸。冷えていても、それはそれは豊かな香りが口に広がります。

こちらのお酒はお燗でもいただきました。酸が少し立ちながら抜群のバランス感。滑らかで優しい口当たりです。個人的にはお燗が好きでした。


さぁ、香り豊かなお酒に合わせるお料理をいただきましょう。

・とうもろこしの餡がけ 茶碗蒸し

見た目から食欲をそそられる一品です。とうもろこしの甘みと、茶碗蒸しのトロリとした舌触り。心癒され、幸せになります。


濃厚な茶碗蒸しと、香り豊かなお酒を味わいつつ、次のお酒は「自然郷 愛山」。

愛山らしい、という表現につきる。つまりはリッチでふくよかで贅沢な味。間違いなく、素晴らしい仕上がりです。


合わせるお料理は
・たまり醤油漬けの馬刺し

クセも臭みもなく、はごたえのよい馬刺し。濃縮した、たまり醤油の味が日本酒によく合います。


続いて「自然郷 BIO」。

少しの発泡感ありつつ、するりと喉を通るこの感覚。そう、初めて自然郷を頂いた時の感動が蘇りました。生酛の無濾過とは思えない優しさ。こちらはお燗でもいただきました。


お次は「楽器正宗 中取り 弐号」。

本醸造のお酒ですがアルコール感もなくすっきり。色々なお料理とあわせやすそう。


お料理は
・古白鶏の塩麹焼き

皮目はかりっと、塩麹の効果で身はしっとり柔らか、あっさりといただきます。


次のお料理は、
・ざくざくゆず。

福島の郷土料理でけんちん汁のような野菜のスープです。野菜の甘みがお出汁に溶け込み、ほっとする味。


次のお酒は「自然号 CUVE」。

オーク樽で熟成された日本酒です。梅酒やブランデーを彷彿とさせる香りと奥深さにうっとり。野菜の甘みや柚子の味わいにとてもよくマッチします。


そして、
・万願寺とうがらしのコロッケ塩辛添え
締めに向かいます。

少しずつ、大事にグラスに飲み残してきたお酒。この料理はどのお酒が合うかな?と色々試すのもお楽しみ。


最後の締めは、すだち蕎麦を。

「自然郷 CUVE」の豊かな香りと味わいが、くっきりとしたスダチの酸味にとてもよく合います。


最後、デザートにいただいたのは「自然郷 ヨーグルト酒」。

柑橘の香りが広がるヨーグルトの日本酒。アルコールであることを忘れてしまう飲みやすさです。食後のお口直しにいただいて、終了。


こんなにたくさんの自然郷を飲み比べられるチャンスは滅多にないので、大変貴重な時間でした。日本酒好きを魅了し、日本酒好きに寄り添う店「酒秀治郎」で、大木社長の酒造りへの想いを聞きながらすごした最高の一夜。

百聞は一見にしかず、と言います。自然郷と出会えたら、まずは飲んでいただきたい。

このお酒に溶け込んだ優しさは、日本に誇れる日本酒の姿だと思います。

bijin158

TOKYO/SHONAN

会社員/自由人/唎酒師/ソムリエ

浅岡枝里 [ No.0158 ]

好きな日本酒の銘柄:自然郷/七田/七賢/雪の茅舎 etc

湘南生まれ、湘南育ち。東京都内在住のOLです。 <酒キャリア> 利酒師・国際利酒師・ソムリエの資格取得。 「日本酒伝道師」第1期生卒業。 <酒活動> フランスで行われる日本酒コンクール「Kura Master」の日本担当。(広報・企画) https://kuramaster.com/ja/

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