-恵比寿「酒 秀治郎」-日本酒好きは虜になること間違いなし!

2018.6.10

6月6日に恵比寿にグランドオープンしたお店「酒 秀治郎」の店主、秀治郎さんと。

日本酒好きが高じてお店をされることになった、ということで、日本酒マニア的にはとても楽しみにお伺いしました。

お店に伺った感想、結論からお伝えすると「素晴らしい」の一言。何が素晴らしいのかは、ぜひ記事を読んで写真を見ていただきたい。

ちなみに私がいただいたお料理は13皿。日本酒は10種類!すべてお任せ、安心して秀治郎さんのおすすめを堪能していただければ間違いありません。

乾杯のお酒は、6月6日のオープン日にちなんで秋田県「新政No.6」。

香りが高くフルーティーなので、ワイングラスで飲むと美味しさが際立つお酒です。
キリっと辛口ですが、ほんのりした甘みの余韻が長く続きます。


まずお通し。しっかり手が込んでいて愛情を感じます。

アボカドの糠漬けは絶妙な塩加減。しじみのお澄ましはじんわり染み渡り、お料理への期待感も急上昇です。


次のお酒は青森県「陸奥八仙 夏吟醸」。

陸奥八仙らしいフルーティーさはありながら、ちょっと控え目で穏やかな香り。これは絶妙なバランス!
陸奥八仙はもともと大好きなお酒の一つですが、改めてその美味しさを実感。
苦みや酸味をほぼ感じることのない、スルリとした滑らかさはお見事です。


合わせていただくのは、水茄子の浅漬け。

サクサクっとしながらみずみずしい味わいは、「新政」や「陸奥八仙」のような爽やかなお酒にぴったりです。


お次は、倉掛豆のお浸しです。

枝豆より少し固めでシャキっとした触感が、とまらなくなる一品。


お次の日本酒は、かわいい猫ボトル。宮城県「萩の鶴 純米吟醸」。

甘い優しい香りを漂わせるものの、しっかりコクのある生原酒らしいお酒です。
しかし、この飲みやすさは危険な気配。
甘い誘惑と猫のかわいさに惑わされ、ついつい飲みすぎてしまいそうな一本です。


おかひじきと、おかわかめのおひたしをつまみながらいただきます。

なんだか触感のよいおつまみが続きますね。


次のお酒は奈良県「みむろ杉 純米吟醸」。

みむろ杉が醸される奈良県の三輪という場所は、酒造りの発祥の地と言われています。
フルーティーでしっかりと濃い味。抜群の香りの高さ!


ということで、カニあんかけの茶わん蒸しを合わせていただきましょう。

丁寧に作られている茶わん蒸し、ツルっとトロリとした舌触りに、こっくりとした日本酒の相性が抜群です。


そして歓声があがったお料理その1は鮎のコンフィ。
今年の初物。夏を感じます。

低温の油でじっくり調理された鮎は、頭から骨まで丸ごといただけます。


そして鮎のほんのりした苦みにも負けないお酒ということで、山口県「貴」の登場。

鮎と貴。文句なしのマリアージュ。
バニラのようにも感じるお米の香り。しっかりしたコクが、鮎のほのかな苦みとよく合います。


箸休め、ではなく、酒呑みのペースを加速させるおつまみがさらに登場。笑
フグの卵巣、たらこの粕漬、からすみ。

新潟県の「〆張鶴」常温をあわせていただきます。
100点満点どころか150点の完璧なチョイスにただただ感動。



雪深い新潟では、鮭などの塩辛い保存食がたくさんありますが、「地酒」とはまさにそういうこと。その土地の食品に合うお酒。
塩辛い珍味に、辛口の〆張鶴は間違いない相性です。


歓声があがったお料理その2。タケノコのコロッケ。

ホックホクの揚げたてコロッケには、ほんのり山椒がかかっていてさらに食もお酒も進みます。
このコロッケの凄いところは、最初はそのままいただいて、途中から塩辛をのせていただくというところ。

のん兵衛の心をわしづかみにしすぎです!


そしてこちらもみんなで悶絶した、鶏の照り焼き。

身はフワっと、皮は薄くカリカリ!

揚げ物や少しボリュームのあるお料理に合わせるお酒はこちら。
ずっとずっと飲みたかった福島県「自然郷」。ココでこのお酒出しちゃうってところが、やっぱり秀治郎さんはすごい。

なかなか出会えずにいたので、涙が出るほどこのお酒が飲めてうれしかったです。
ただただ美味しい。味にも香りにも、癖や嫌味がなく、とてもバランスのよいきれいなお酒です。体にすんなりとしみこむよう。


お料理はまだ続きます。

鶏そぼろの入ったクリームチーズ。
のりを巻いてさっぱりといただきます。

最後の締めはお蕎麦です。
お好みでメカブをのせてツルツルっといただきます。

お蕎麦の後、締めの締めで最後にいただいたのは愛知県「長珍」。
普通の新聞紙に包まれているだけのになぜかオシャレに見えてしまいます。

日本酒がさらに好きになってしまうような、とどめの一撃のお酒です。これが一番おいしい~!という声すらあがっていましたよ。


秀治郎さんの愛をたっぷりと感じるお店。日本酒とお料理の一番おいしい流れとタイミングを知っている方の為せる技に心からひたすら感動です。

日本酒が好きな人にめいっぱい楽しんでもらいたい、というあたたかい心が伝わる素敵なお店でした。


bijin158

TOKYO/SHONAN

会社員/自由人/唎酒師/ソムリエ

浅岡枝里 [ No.0158 ]

好きな日本酒の銘柄:自然郷/七田/七賢/雪の茅舎 etc

湘南生まれ、湘南育ち。東京都内在住のOLです。 <酒キャリア> 利酒師・国際利酒師・ソムリエの資格取得。 「日本酒伝道師」第1期生卒業。 <酒活動> フランスで行われる日本酒コンクール「Kura Master」の日本担当。(広報・企画) https://kuramaster.com/ja/

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